卒業も視界良好!? 

フィギュアスケート女子で2月の北京五輪(オリンピック)団体銅メダルに貢献した樋口新葉(21=明大/ノエビア)が22日、学業の現状について語った。明大の駿河台キャンパス(東京・千代田区)で行われた特別功労賞贈呈式に出席。大六野耕作学長からは「明治大学の精神の『前へ』を体現してくれた選手」と評され「成績も優秀」とたたえられた。

謙遜からか苦笑いだった樋口だが、この春に4年生となった。商学部に在籍し、残すは12単位。学部内のルールで4年生に12単位残すのが基本線といい、現在は2つのゼミと、オンラインを用いた2つの科目を受講している。

ゼミは人工知能(AI)に関するものがあるといい「スポーツの採点などにAIを入れるのか。そういったことについてアンケートを取ったりしています」とニッコリ。贈呈式に参加した学生に向けては「全日本選手権で優勝したことがない。そこで1番をとって、世界選手権でメダル、金メダルを取れるように頑張りたい。あとは本当に卒業できるように頑張りたいです」と誓い、スケートとの両立を目指す。【松本航】