体力がきつくなる最終日にあえて2種目に出場した池江璃花子は、最初に行われた50メートル自由形を24秒78で制し、今大会3つめのタイトルを手にした。

派遣標準記録(24秒67)には届かなかったものの復帰後ベストタイムとなり、日本学生記録も更新。「焦る感じもなく、気持ちよく泳げた」。

続く100メートルバタフライは、追い上げられず58秒82で4位に終わったが、それでも納得の表情。4日間で5種目、予選と決勝を合わせて計10レースを終え、「選考会のときよりも、とにかく成長していると思う」とうなずいた。

今大会3冠で9月のアジア大会代表入りが確実。まずは6月開幕の世界ユニバーシティー大会(旧ユニバーシアード)に出場予定。「複数種目で優勝したい。たぶん初日からレースがあると思うので、チームとしていい流れをつかみたい」と意欲的に話した。