フォルティウスが“古巣”相手に勝利した。

前半は互いに1点ずつを取り合う展開。3-3の第7エンド(E)にフォルティウスは一挙3点を獲得。直後に2点を返されたが、第9Eにも2点を挙げて突き放した。

フォルティウスは通算2勝2敗のタイに戻した。開幕3連勝で暫定首位に立っていた北海道銀行は大会初黒星となった。

フォルティウスのスキップ吉村紗也香(30)は「前半は我慢しながら、チャンスが来たときに決めようと声を掛け合っていた。第7エンドのチャンスで複数点を取れたことが勢いを得られたポイントだった」と振り返った。

前回大会を制した北海道銀行の主力4人が、スポンサー契約終了により「フォルティウス」として再出発。一方、残る形となった若手2人は、同世代の新メンバーを加え新生・北海道銀行カーリング部(愛称リラーズ)として今大会に出場している。

北海道銀行のスキップ田畑百葉(19)は先輩たちとの戦いを終え、「五分五分だったかなと思うけれど、最後まで決め切れられたのがフォルティウスの強さ。次の試合では私が決め切りたい」と語った。

同日の午後6時からの試合では、フォルティウスはチーム広島と、北海道銀行は中部電力と対戦する。