ワイルドカード枠で本戦出場を果たした札幌協会が、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ相手に大健闘を見せた。

2-5の第7エンド(E)、不利とされる先攻時に一挙3点を奪い同点に。その後は互いに1点ずつを取り合い、同点で最終第10Eに突入したが、最後は相手の底力に屈した。

それまでの2試合はいずれも、試合途中に相手の勝利を認めるコンシードで連敗を喫していた。今大会でスキップを務める小川香奈(27)は「いまのチームにとって自信になった。落ち着いてアイスを読み、自分たちのやるべきことに集中すれば最後まで戦える証明にもなった。自信を持って戦っていきたい」とうなずいた。

同日午後6時からの試合ではフィロシーク青森と対戦。初白星を目指す。

札幌協会は、大会直前の20日、5チームで「最後の1枠」を争うワイルドカード出場決定戦を勝ち抜き本戦に出場。本来のスキップの南真由は体調不良のため登録を外れ、小川がチームを引っ張る。