北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレと、前回優勝のフォルティウスが激突。フォルティウスが制し、開幕4連勝中だったロコ・ソラーレに土が付いた。

立ち上がりからフォルティウスが優位に運んだ。第1エンド(E)、不利とされる先攻で2点を奪って先制。3-1の第4Eからは連続スチールに成功した。6-4の第9Eにピンチを迎えたが、辛うじて1点を挙げて切り抜けた。

フォルティウスは通算4勝2敗とした。出場全9チームで総当たりの1次リーグを行い、上位4チームが決勝トーナメントに進む。

スキップの吉村紗也香は「後半に少しぎりぎりのところもあったが、スイーパーが好ジャッジをしてくれた。つなぐことができた」と納得の表情。ロコ・ソラーレとの対戦については、「9月の代表選考会以来で、楽しみにしていた。いい試合をしたいと思っていた。勝つことができて本当にうれしい」と喜んだ。

◆ロコ・ソラーレ対フォルティウス 昨年2月の日本選手権や、昨年9月の北京五輪代表決定戦で名勝負を繰り広げてきた。日本選手権決勝はフォルティウス(当時は北海道銀行)が制し、ロコ・ソラーレの連覇を阻止。北京五輪最終予選に向けて約半年後に行われた日本代表決定戦(3戦先勝方式)では、フォルティウスが2連勝スタートで王手をかけたが、ロコ・ソラーレが崖っぷちからの3連勝を演じて代表権をつかんだ。