北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが、1次リーグ最終戦を前に決勝トーナメント進出を決めた。午前の試合では、今大会で台風の目となっている北海道銀行に10-4で勝利。第7エンドにスキップの藤沢五月(31)がスーパーショットを決め、一挙5点を挙げて決着をつけた。午後の試合では、フィロシーク青森に7-5で逃げ切った。これで1次リーグ通算6勝1敗とし、首位を守った。

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ハイレベルなショットの応酬の末に、最後は藤沢が鮮やかな1投で試合を決めた。北海道銀行戦の第7エンド、相手のスキップ田畑が起死回生の好ショットで反撃したが、五輪銀メダルチームは流れを渡さない。藤沢の投じたストーンは、ハウス外側の相手の石にまず当たったあとに角度を変え、ハウス中央にあった相手のナンバーワンストーンをはじき出した。

藤沢は「投げた私も、コールをするちな(吉田知那美)も、スイーパーも、全員がしっかりイメージを持って投げられた。チームで決めたショット」と、チームワークを強調した。