全日本柔道連盟は27日、6月3~5日の国際大会グランドスラム(GS)トビリシ(ジョージア)に派遣する男子の日本選手団を発表した。

【選手】

60キロ級 古賀玄暉(旭化成)

66キロ級 田中龍馬(筑波大)

73キロ級 大吉賢(了徳寺大職)

90キロ級 向翔一郎(ALSOK)

【役員】

監督 百瀬優(旭化成)

コーチ 秋本啓之(デジタル・スポーツ・ジャパン)

コーチ 山田祐太(国士大大学院)

トレーナー 野元悠司(グローバルスポーツ医学研究所)

古賀は、92年バルセロナ五輪(オリンピック)金メダルの稔彦さんの次男。4月の全日本選抜体重別(福岡)で2連覇を遂げたが、対海外勢の実績などを理由に杭州アジア大会(9月から延期、中国)や世界選手権(10月、タシケント)の代表には選ばれず、目標の24年パリ五輪へ負けられない大会となる。

向は昨夏の東京五輪代表(5位)。2大会連続の五輪出場を狙い、再び国際線戦に戻る。100キロ超級では同3大会連続を目指す原沢久喜(長府工産)が出場予定だったが、けがのため辞退した。

昨秋のGSパリで初出場初優勝の田中は、阿部一二三と丸山城志郎という世界最高峰を追う存在。大吉は今月の全日本強化選手選考会で優勝した。こちらも五輪2連覇の大野将平、元世界王者の橋本壮市という高い壁がある中、着実な勝利が求められる。【木下淳】