三重ホンダヒート(2部2位)が接戦を制して1勝1敗とするもボーナス勝ち点を奪えず、惜しくも1部昇格を逃した。グリーンロケッツ東葛(1部12位)は勝ち点差で残留を決めた。

三重は第1戦(20日)で東葛に10-33で敗戦。逆転での1部昇格には3トライ差以上のボーナス点を獲得した上で、23点差以上をつける必要があった。

三重は前半4分に8フェーズ目(連続攻撃)に左へ展開。帝京大出身のフッカー李が、バックスのようなステップで相手をかわして先制トライ。10分後には左へワイドに展開し、CTBケラーマンが左中間に飛び込んだ。同31分にはニュージーランド代表経験のある192センチのFBダフィーの突破から、明大出身のCTB渡辺がチームとして3本目のトライで差を広げた。

前半を19-3(トライ数3-0)で折り返す。

東葛は後半開始29秒でトライを返すも、ビデオ判定で取り消し。このプレーで三重のフランカー古田がシンビン(一時退場)となり、流れが変わった。

東葛は後半4分にラインアウトからのモールで1本返し、同18分にもWTB後藤がトライ。三重はチャンスでトライを奪えず、一時は東葛に勝ち越しを許した。

終盤まで白熱した展開となり、同32分に途中出場した三重のSH根塚が逆転トライ。意地の勝利を挙げるも、第1戦で相手にボーナス勝ち点を与えての敗戦が響いた。

28日には同じ花園で、三菱重工相模原ダイナボアーズ(2部3位)-NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(1部10位)が行われる。

第1戦(21日)は相模原が33-25で先勝。相模原は引き分け以上か、敗れても7点差以内でボーナス勝ち点を得れば1部昇格となる。