水泳の世界選手権(ブダペスト)男子10メートル高飛び込みで銀メダルを獲得した玉井陸斗(15=JSS宝塚)が5日に成田空港に帰国し、喜びを語った。日本勢として歴代最年少となるメダルを手に、「これからの自信につながる」とうなずいた。東京オリンピック(五輪)では7位入賞。今大会前は「7番以上をまず目指して、あわよくばメダルをと思っていた」。

最終試技後に見せた投げキスについては、「外国人がやっているから自分もやってみたいなと。ちょっとふざけちゃったみたいな感じ」。照れ笑いを浮かべながら説明した。

今春から兵庫・須磨学園高に通う1年生。インターハイ予選なども控えるなかで、「今週か来週から試合に出る予定」という。練習や試合が続く中で、それでも今大会で頑張った自分へのご褒美として「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)でジェットコースターに乗りたい」。あどけない表情で明かした。