日本(世界ランク10位)がフランス(同3位)からの歴史的初勝利を逃した。
前半を15-7で折り返したが、後半に逆転を許して15-20の惜敗。19年W杯日本大会を除いて国内の日本代表戦最多となる5万7011人の前で、過去1分け10敗の強敵を追い詰めた。
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日本代表は6~7月の活動で1つの目標を遂行した。課題とされてきたのが選手層。今回は約70人の選手を代表(宮崎合宿)と代表候補(別府合宿)に分けて活動した。
6月に行った世界ランク18位ウルグアイとのテストマッチ第1戦は代表候補メンバーで構成。両合宿の戦術は共通のものが採用された。期間中に候補でのアピールが実り代表へ昇格し、この日が初キャップのフランカー辻雄康(東京SG)は「いろいろな選手とコミュニケーションを取れた。代表にもスムーズに入れた」と振り返った。
ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)には危機感がある。過去最高8強入りの19年W杯日本大会前は、世界最高峰スーパーラグビーの「サンウルブズ」で国際レベルの経験を積めた。だがチームは消滅し、新型コロナウイルスの影響で翌20年のテストマッチは0。今回の活動前には「後れを取っている」と正直に明かした。
23年9月8日に開幕するW杯まで、残り1年2カ月。今回の約70人に故障で離脱中のNO8姫野和樹(トヨタ)、FB松島幸太朗(前クレルモン)らを加えたメンバーから、その数は絞られていく。この日、ジョセフHCは「前向きなのは若い選手を使えたこと」と振り返った。真価は、ここから問われる。【松本航】


