ラグビー女子15人制日本代表「サクラフィフティーン」(世界ランク13位)は20日、静岡・エコパスタジアムでアイルランド(同7位)とのテストマッチ第1戦「太陽生命チャレンジシリーズ2022」に臨む。
10月8日に開幕するW杯ニュージーランド大会に向け、貴重な格上との2連戦の初戦。19日、レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)は「セレクション、チームとしての構成、選手にプレー時間を与える。そのバランスを取りつつ、素晴らしい準備の機会になる。シックスネーションズ(欧州の強豪6カ国)のチームで、高い質を見せてくる。私たちはブレークダウン(ボール争奪戦)での役割、コンタクトの正確性を上げていきたい」と大一番を見据えた。
今回のSHには津久井萌(22=横河武蔵野)を先発起用。10代で17年W杯を経験した実力者だが、7月の南アフリカ2連戦では出番がなかった。マッケンジーHCは「コネクションする力、正確性、リーダーシップを評価している。経験がありつつ、若い選手。9番のジャージーを着られていないことにフラストレーションがあったと思うが、貯めてきた質、正確性を見せてくれると思う」と期待を込めた。
チームは5月に格上のオーストラリア(同8位)から歴史的な初勝利。7月の南アフリカ(同12位)2連戦は1勝1敗で終えた。
アイルランドとは20日、27日(東京・秩父宮ラグビー場)と2連戦。さらなる成長を目指し、一丸で強豪に立ち向かう。【松本航】
◆日本代表メンバー
〈1〉南早紀(主将=横河武蔵野、23キャップ)
〈2〉永田虹歩(国際武道大、6C)
〈3〉左高裕佳(弘前、10C)
〈4〉玉井希絵(三重パールズ、11C)
〈5〉高野真希(横河武蔵野、14C)
〈6〉鈴木実沙紀(東京山九、29C)
〈7〉細川恭子(三重パールズ、5C)
〈8〉永井彩乃(横浜TKM、8C)
〈9〉津久井萌(横河武蔵野、17C)
〈10〉大塚朱紗(RKU、7C)
〈11〉今釘小町(アルカス熊谷/立正大、7C)
〈12〉中山潮音(横河武蔵野、5C)
〈13〉松田凜日(日体大、3C)
〈14〉黒木理帆(アルカス熊谷、11C)
〈15〉庵奥里愛(三重パールズ、6C)
〈16〉小牧日菜多(日体大、2C)
〈17〉谷口琴美(三重パールズ、1C)
〈18〉ラベマイまこと(横河武蔵野、15C)
〈19〉川村雅未(RKU、2C)
〈20〉斉藤聖奈(三重パールズ、29C)
〈21〉阿部恵(アルカス熊谷、8C)
〈22〉山本実(三重パールズ、19C)
〈23〉向来桜子(日体大、1C)