ラグビー「リーグワン」の花園近鉄ライナーズが、昇格初年度の4強入りへ“甘え”を排除する。

今季の始動日となった22日、東大阪市花園ラグビー場で体力測定とミーティングをした後に和歌山・上富田合宿に出発した。

水間良武ヘッドコーチ(HC、44)は「動けていないヤツがいた。やっぱりアカンかった」とバッサリ。体力測定で4選手が数値をクリアできなかったとして、険しい表情で初日から“カミナリ”を落とした。

「いい選手もいましたが、ダメな選手もいた。ベストな状況で(始動日に)来いと伝えたのですから。厳しいというか、当たり前のことです。テストすら完走できず、リタイアする選手もいた。論外でしょう」

4選手については面談を実施した上で罰として毎日、午前6時半からの朝練を課す方針だ。

同HCは「自分の中で遅れていることを理解をして取り組むかどうかということ。当然のことです」と厳しい姿勢を示した。

大黒柱でオーストラリア代表のSOクエイド・クーパー(34)が左アキレス腱(けん)を断裂し、復帰は早くても来春以降になる見通し。一方で、チームは19年W杯日本大会のスコットランド代表で身長2メートル1センチの大型ロック、ベン・トゥーリス(30)を獲得しこの日から合流した。天理大出身で日本代表のCTBシオサイア・フィフィタ(23)らも在籍し、昇格初年度から台風の目になる可能性を秘める。

同志社大出身でフランカーの野中翔平主将(26)は「自分たちに矢印を向けて、昨年より1歩でも2歩でも上回れるようにしたい」と力を込めた。

10月8日にNTTドコモレッドハリケーンズ大阪、同15日にはメルボルンレベルズ(オーストラリア)と東大阪市花園ラグビー場でプレシーズンマッチを戦う。

12月のリーグ開幕に向け、花園は厳しさを追求しながら強化を進める。