日本(世界ランク9位)は高橋藍(20)西田有志(22)らの活躍で初戦を飾った。

3-0(25-20、25-18、25-15)のストレートでカタール(同21位)に勝利。

エースで主将の石川祐希(26)はベンチスタート。高橋藍の連続得点、西田の強烈スパイクなどで第1セットを先取。第2セットも西田が4連続得点を挙げ、この試合を通して関田誠大(28)から小野寺太志(26)のクイックが効果的に決まった。

石川も故障明けとは思えないほどの華麗な動きを披露。第3セットの終盤は西田が1枚ブロックで相手を止めて、最後はサービスエースを決めた。

石川主将は「(この日は)セットの後半から入るということでした。徐々に試合にも慣れて、足首もいい状況です」と説明しつつ「コートの外から準備をしていました」と明かした。

06年大会以来、16年ぶりのベスト8入りを目指す日本。次戦は中1日、28日に前回大会準優勝のブラジルと対戦する。石川は「いいパフォーマンスを出せば、チャンスはある。ブラジルを食ってやろうと思っている」。西田も「自分たちが100%を出して、勝ちにいきたい」と言い切った。

日本戦の前に行われた同組のブラジル-キューバは、フルセットの末に3-2でブラジルが勝利した。

1次リーグ突破へ、次は重要な一戦になりそうだ。

 

 

【日本スタメン】

セッター 8関田誠大

オポジット 1西田有志

アウトサイドヒッター 5大塚達宣

アウトサイドヒッター 12高橋藍

ミドルブロッカー 2小野寺太志

ミドルブロッカー 6山内晶大

リベロ 20山本智大

 

 

【日本の1次リーグB組日程】

☆26日 日本-カタール

☆28日 日本-ブラジル

☆30日 日本-キューバ

(※全て日本時間午後9時開始)

 

◆世界選手権 オリンピック(五輪)、ワールドカップ(W杯)とともにバレーボール3大大会の1つで4年に1度開催される。今大会はスロベニアとポーランドが共催。24カ国が6組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2チームと3位の中から成績上位4カ国の計16カ国が決勝トーナメントに進出。決勝は9月11日。競技方式はテクニカルタイムアウトなし、リクエストできるタイムアウトは1セット2回まで、コートチェンジなし。日本男子の最高成績は70、74年の3位で82年は4位。98、06年は日本開催。前回大会(18年)はポーランドが大会2連覇を達成し、ブラジルが2大会連続で2位になっている。