フィギュアスケート女子の三原舞依(23=シスメックス)が、4年ぶりのグランプリ(GP)シリーズ表彰台へ意欲を示した。

GP第4戦英国大会(11日開幕、シェフィールド)に向け、10日は公式練習に参加。フリー「恋は魔術師」をかけての通しではルッツ-トーループの連続3回転など、ジャンプを全て降りきり「すごく楽しみにしてイギリスに着いて、移動とかも大変ではあったんですけれど、コンディションをしっかり整えて、試合で『ガッ』とできるようにしたいです」とほほえんだ。

シニアに転向した16年から参戦したGPシリーズの表彰台は、18年フランス杯が最後となっている。あと1歩の4位が多く「もう悔しさもいっぱいなので、頑張ります」と言い切った。

ショートプログラム(SP)は開幕翌日の12日に行われる。中野園子コーチからは「まだ、もっといいものができる」と背中を押され「しっかり本番でもできるように、ひとつひとつに集中してやりたいです」。出番に向けて、丁寧な準備で心身を仕上げていく。(シェフィールド=松本航)