準決勝の結果、決勝は早田ひな(22=日本生命)-平野美宇(22=木下グループ)の組み合わせとなった。

前日12日におよそ1カ月ぶりに実戦復帰した早田は、準決勝で木原美悠(18=エリートアカデミー)と対戦。3-0で迎えた第4ゲーム(G)から、2連続でゲームを奪われたが、第6Gを11-9で制して逃げ切った。10月上旬に閉幕した世界選手権で左の上腕三頭筋痛が悪化し、今大会も万全の状態ではなかったが、決勝進出を決めた。

準々決勝で伊藤美誠(22=スターツ)に4-0でストレート勝ちした平野は、芝田沙季(25=ミキハウス)との準決勝に臨んだ。交互にゲームを奪い合う展開となったが、第5G以降に突き放し、4-2で勝利。会場を後にする際は、うれしそうな笑顔を浮かべていた。

両者の顔合わせは、9月の世界ツアー「WTTコンテンダー・アルマトイ」の準決勝以来。その時は早田が4-1で勝利を収めている。

今大会はシングルスにおける24年パリオリンピック(五輪)の第3回選考会を兼ねており、決勝は13日午後8時から同会場で行われる予定。