男子決勝は東海大札幌が2-0で酪農学園大とわの森三愛を破り、2年連続37度目の頂点に立った。全国大会(23年1月4~8日、東京体育館)に、男女上位2校が出場する。

男子の東海大札幌が初戦から5試合すべてストレート勝ちで2連覇を果たした。準決勝、決勝とも、194センチで強豪東海大へ進学する山田祐輝(3年)とアタッカー二川颯斗(2年)のダブルエースが得点を重ねた。山田は「王者を守ることができ、ホッとした気持ち。まだまだ課題はあるので、修正したい」と話した。

8月のインターハイは、決勝トーナメント2回戦で近江にフルセット惜敗。司令塔役のセッター成田陽介(3年)が、大会直前に戦列を離れるアクシデントもあった。今回は伝統的に多くの時間を割くレシーブ練習をさらに増やし、守備力を高めた。山田は「北海道に“東海大札幌あり”というところを見せたい。あと1カ月ちょっと頑張ります」とさらに上を見据えた。

■酪農学園大とわの森三愛は7年ぶり

酪農学園大とわの森三愛の男子が準優勝で7年ぶりの全国大会出場権を獲得。指導歴42年、日本代表リベロ山本智大(堺ブレイザーズ)らを育てた山田和弘総監督(65)は来年3月の勇退を控え、最後に教え子の三原隆佑監督(32)率いる札幌大谷を破り10度目の全国切符を手にした。「私の教育が良すぎたのか、三原が本当に良いチームを作って最後まで苦しませてくれた」とにこやかに話した。