日本(世界ランク10位)がフランス(同2位)に敗戦し、歴史的初勝利はならなかった。

フッカー坂手淳史主将(埼玉)は先発出場し、後半35分までプレー。試合後はすっきりとした顔つきで、「自分たちのプレーを出せた部分もあった。世界のベストチーム相手に試すことができてよかった」と前を向いた。

3万2000人の大観衆の前で戦った。「このグラウンドを体験し、フランスをみんなで体験できたことは大きかったと思う。強みを伸ばし、W杯ではいい試合をして勝ちたい」。はっきりとした口調で、決意をにじませた。

日本は過去1分け11敗、試合前時点でテストマッチ12連勝中の強豪に、4トライを献上して敗北。22年最後の代表活動となる欧州遠征を2連敗で終えた。23年9月開幕のW杯フランス大会は、すでに1年を切っている。