ベルテックス静岡が今季2敗目を喫し、連勝が「11」で止まった。7位東京ユナイテッドとの2連戦目に臨み、59-78。前節で16チーム中、チーム史上初の単独首位に立ったが、12勝2敗で並んだ横浜エクセレンスと鹿児島レブナイズに得失点差で劣り、3位に後退した。

攻撃で相手の激しい守備に阻まれた。第3クオーター(Q)で奪ったシュートは4本だけ。第4Qでは最大28点差までリードを許し、19点差に縮めるのが精いっぱいだった。苦しい展開となった要因についてSFアレクシス・エールセネル(34)は、相手守備を「明確に崩せた場面がほとんどなかった」と振り返った。

守備では外からの攻撃を止められなかった。3点シュートを計21本放たれ、12本を沈められた。第2Qで6本許し、勢いづかれた。速い攻撃展開なども含め、相手の個人技レベルの高さを認めたSG大友隆太郎(28)は「自分たちが守備のルールを遂行できなかった」と話し、修正課題に挙げた。次節(26~27日)ではアウェーで10位山口ペイトリオッツと対する。大友は「強いチームと対戦するということを思い出させてくれた。この敗戦をポジティブに捉え、次に向かいたい」と気を引き締め直した。【倉橋徹也】