前回準優勝の鎮西(熊本)が2年連続の決勝進出を決めた。22年秋の国体で初優勝した勢いそのままに、22年夏の全国高校総体を制した東山(京都)を下した。

第1セットを23-25で先取されたが、第2セットは25-16で奪い返した。

その後は互いに1セットずつを奪い合い、迎えた第5セット。エースのアウトサイドヒッター・舛本颯真(3年)のサービスエースなどで流れを渡さず、15-11でセットを奪取した。

今大会初の有観客開催となり、スタンドの応援を背に躍動した。

勝利に貢献したアウトサイドヒッター井坂太郎(2年)は「勝ったことはとてもうれしいです」とかみしめた。センターコートでのゲームにも「緊張すると思ったけど、楽しかったです」と笑顔。毅然(きぜん)とした口調で「勝っても負けても、常に全力でやっています」と言い切った。

前回大会の決勝では日本航空(山梨)と対戦。先に2-0としたが、そこから3セット連続で奪われ、逆転負けを喫した。

明日8日の決勝(午前11時30分開始)では、駿台学園(東京)と対戦する。1年前の雪辱を果たし、5年ぶりの日本一を狙う。