大会連覇を目指す北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレが、“妹分”にあたるLS北見(ロコ・ステラ)から逆転勝ちを収めた。1次リーグ首位ロコ・ソラーレは6勝1敗とし、プレーオフ進出を決めた。ロコ・ステラは2勝5敗となった。
ロコ・ソラーレのスキップの藤沢五月(31)は「どちらにも転がるような試合。いい試合ができてよかった」と振り返り、ロコ・ステラのサード本橋麻里(36)は「『胸を貸してくれてありがとう』と思って戦っていた。楽しかった」と笑顔を見せた。
ロコ・ステラがリードすれば、すかさずロコ・ソラーレが追い付く展開でゲームは進行。7-7の同点で最終エンドに突入すると、不利な先行のロコ・ソラーレがスチールを奪って決勝点を挙げた。
育成チームのロコ・ステラは、ロコ・ソラーレ創設者で代表理事でもある本橋が若い選手に交じってプレー。ロコ・ソラーレのスキップ藤沢は前日、「なによりも、また(本橋)麻里ちゃんと氷の上で試合できることがうれしい」と対戦を楽しみにしていた。
この試合は日本カーリング協会のYouTubeチャンネルで生配信された。平日午前の試合にもかかわらず、試合終了直前には約1万7000人ものファンが熱戦を見守った。