コベルコ神戸スティーラーズが、連敗を3でストップした。

残留を争うNECグリーンロケッツ東葛との対戦。敗れれば入れ替え戦圏内(下位3チーム)の10位転落の危機だった。

前半15分までにFW陣が3連続トライを挙げ21-0とリードを広げる。1本返された直後の同25分には、WTBアタアタ・モエアキオラの突破から加点。FW第1列がスクラムで奮闘し、自陣に押し込まれても反則を奪ってピンチを脱した。前半だけで5トライを奪って33-14で折り返す。

神戸は後半にも4本を追加し計9トライ。CTBマイケル・リトルが1人で3トライの活躍だった。

今季、神戸開催のホームゲームはこの日が最後で、意地の勝利となった。

5勝7敗としたものの、まだ8位に低迷。苦しい状況は変わらない。リーグ戦は関東と関西が統一された前身のトップリーグ創設後、昨季の7位を下回るワースト順位でシーズンを終える可能性もある。

残りは4試合。かつての“西の横綱”として、1つでも多く勝ち続けるしかない。

東葛は3連敗で11位。