「かなだい」として2季連続出場となる村元哉中(30)高橋大輔(37)組(関大KFSC)がメインリンクで2度目の公式練習に臨んだ。

同会場での世界選手権は14年にも開催されたが、ソチオリンピック(五輪)を終えたシングル時代の高橋はケガの影響もあり、出場できなかった。

「ここに戻ってくるために、縁がなかったのかなって。そういう意味だったんだねって思うような世界選手権にしたいなって」。

9年後のいま、隣にはパートナーがいる。想像もしてなかった“意味”を楽しむように、ほおを緩めた。

昨年は16位。悔しさも残る。村元は「トップ10っていうのは本当に大きな目標ではあるんですけど、考えないように。本当に自分たちの100パーセントの演技を出さないと、まずそこの立ち位置にはいけないので」と見据えた。

今月3日は村元が30歳、16日に高橋が37歳になった。祝いの言葉を報道陣から聞くと、「ありがとうございます! 2人とも30代です!」と声をそろえて笑顔をみせていた。