欲しいものは決まっている。3度目の出場となる友野一希(24=上野芝スケートクラブ)は「過去2度、しっかりスモールメダルをショートとフリーで取っているので、今度はしっかり2つ取って、そこから最後は大きいメダルを取れたらいいなって思います」と力を込めた。

各種目の上位3人(組)に与えられる小さなメダル。18年にはフリー、22年にはSPで、ともに3位となり手元に残る。今大会は両種目でそろえる。「今シーズンの成績からしたら少し大きな目標になりますけど、僕はしっかりそれだけのポテンシャルがあるって自分で信じてます」と掲げた。

昨年末の全日本選手権以降は、4回転ジャンプに重点を置いてきた。「ジャンプ全体的に全日本に比べたら、すごく安定感が増したなと思ってて。特に2本目以降の4回転ジャンプが、練習でも毎日しっかり決めるようになりました。本当に毎日しっかりノーミスができている」。この日の公式練習の曲をかけての練習でも、4回転を決めた。

調整を自信の源として、3度目で初の表彰台に挑む。

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