グランプリ(GP)ファイナル、4大陸選手権と合わせた日本初の「年間グランドスラム」達成がかかる三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)が、自己記録の80・72点で首位発進した。

SPでの初の80点台超えは1つの節目となった。今大会までに、現行の採点制度になってから80点以上を記録したのは4組だった。

<1>隋文静、韓聰(中国) 84・41点 北京五輪金メダル

<2>エフゲニア・タラソワ、ウラジミール・モロゾフ(ロシア) 84・25点 北京五輪銀メダル

<3>アナスタシア・ミシナ、アレクサンドル・ガリアモフ(ロシア) 82・76点 北京五輪銅メダル

 

<4>アレクサンドル・ボイコワ、ドミトリ・コズロフスキ(ロシア) 82・34点 北京五輪4位

 

いずれも世界のトップペアで、「りくりゅう」は5組目となった。

今季は昨夏に三浦の肩のケガがあったため、点数の目標よりも試合に出場することを当初の目標に据えてきたという。

数字を頭に入れたのは、昨年11月のNHK杯だった。75点を目指し、78・25点の自己記録をマークした。木原は「そこから修正しました」と80点超えを目指してきたと明かした。

日本勢として初の世界一もかかるフリーは23日に行われる。