カーリング選手で一般社団法人「ロコ・ソラーレ」の代表理事を務める本橋麻里氏(36)は31日、拠点となる北海道・北見市常呂町で会見し、団体初の男子チーム「ロコ・ドラーゴ(Loco Drago)」の始動を発表した。

18年平昌オリンピック(五輪)から2大会連続でメダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」、18年11月に育成チームとして結成された「ロコ・ステラ」に続く、同法人3つ目のチーム。本橋代表は「ロコ・ソラーレ全体で頑張っていこうと。新しい風、そして男子チームのパイオニアになってくれるという期待をしている」と、チーム発足の経緯を説明した。

メンバーの中原亜星(20)、前田拓紀(19)、上川憂竜(20)、前田拓海(20)の4人はいずれも現役大学生。昨シーズンまでは「常呂ジュニア(ドラゴン)」として、ジュニア部門を中心にプレー。21年の全日本選手権では準優勝に輝いた実績を持つ。今季の目標に日本選手権優勝を掲げ、4月1日から一般部門で活動を開始する。

ロコ・ソラーレとは日ごろから練習や練習試合で触れ合っているという。本橋代表は「お姉さんたちは(彼らを)いじりたくてしょうがないので、普段から声がけしたり褒めてくれたりする。ドラーゴの成長を楽しみにしている頼もしいお姉さん方がいるので、一生懸命後をついていければ」と、メッセージを送った。