ラグビー「リーグワン」で準優勝となった埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)プロップ稲垣啓太(32)が、デビュー年から9季連続のベストフィフティーンに輝いた。

22日は都内で開かれた表彰式に出席。壇上では「この賞を取れたのは、たくさんの人にサポートしてもらえたから。次はW杯が控えている。結果を残せるように、これから頑張っていきたいと思います」と誓い、日本代表としてのターゲットである9月開幕のW杯フランス大会を見据えた。

20日の決勝ではクボタスピアーズ船橋・東京ベイに15-17で敗れ、目標としていた2連覇を逃した。

24日には日本代表候補が発表される予定で、6月中旬からの本格な活動を見据えている。

「負けで今シーズンが終わったけれど、終わったこと。自分の後半戦を振り返って、次につなげることはできますけれど、終わったことを振り返る必要はない。次にすぐ控えているのはW杯に向けての日本代表。選ばれること、そこで競争を勝ち抜いていくことしか見ていません」

W杯出場となれば3大会連続。チームの中心として、開幕まで4カ月を切った大舞台に向かっていく。【松本航】