バレーボール女子日本代表の屋比久由南広報が代表チームのトピックや選手情報などを紹介する「火の鳥NIPPON広報リポート」。9月に行われるパリ五輪予選のワールドカップバレーまで、チームの舞台裏や秘話をお届けします。

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ブラジルに入り、選手たちの緊張感も高まってきていた中で迎えたネーションズリーグ(VNL)2週目の初戦は、セルビアにフルセットで敗れました。試合後、セッターの関菜々巳選手は「ミドル(ブロッカー)の攻撃が全然使えてないので、ミドルの選手たちとコミュニケーションをとっていきたい」と話していました。

その翌日、ミドルブロッカーの山田二千華選手は「関選手と話して分かったことは、終盤ミドル(の攻撃)が選択肢にないこと。自分がいくら呼び込んでも選択肢から外れるのは、私たちが存在感を出せていないから」と、メンバー同士で話した敗戦からの気づきを明かしてくれました。

2戦目の韓国戦ではストレート勝利。3戦目のドイツ戦は、またもフルセットで敗れてしまいました。なかなかフルセットを勝ちきれない状況に、渡辺彩選手が「外から試合を見ていて、(各自が)自分の選択に自信を持って攻撃していくのが勝敗のポイント。それをみんなでフォローしていくのも大事になる。苦しい状況の時はみんなの目を見て!」と、最年長らしくチームに声をかけ、選手たちは気持ちを引き締め直していました。

そして臨んだブラジルでの最終戦。相手は世界ランキング2位のアメリカでした。会場では現地のファンからも日本への声援が大きく響きました。セッターの柴田真果選手とアウトサイドヒッターの和田由紀子選手は初のスタメン起用。試合は大接戦となり、またしてもフルセットにもつれ込みました。スタンドからの声援を味方に、日本チームの雰囲気はどんどん良くなっていき、3度目にしてついにフルセットの試合をものにすることができました!

試合後、冷静な判断で得点に導いた司令塔の柴田選手は「みんなに声をかけてもらいながら、和田選手を中心に攻撃を組み立て、しっかりと打ち切ってくれた」と笑顔。32得点を挙げた和田選手は「この調子が続くようにがんばります!」と早速、次のタイラウンドに向けて意気込んでいました。

アメリカ戦で新たな力をみせた日本。28日からのタイラウンドも後押し、よろしくお願いいたします!

◆屋比久由南(やびく ゆうな)1998年(平成10)8月16日、沖縄県那覇市生まれ。中学時代は3年間バレーボール部に所属し、大学は武蔵野音大へ。卒業後はテレビの企画制作会社に勤め、現在、日本バレーボール協会広報部撮影班として女子日本代表チームに帯同中。

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