バレーボール男子日本代表(世界ランキング5位)が快勝発進した。予選ラウンド初戦でタイ(同60位)と対戦。3-0(25-19、25-21、25-22)のストレートで下し、17年以来3大会ぶりの優勝へ順調なスタートを切った。

第1セットは序盤から石川祐希のスパイクや高橋藍のドロップショットなどで順調に得点を重ねた。足の指の疲労骨折から復帰した19歳の甲斐優斗がリリーフサーバー、銅メダルを獲得したネーションズリーグ(VNL)では招集されていなかった22歳のセッター山本龍が途中出場するなど、終始しリードする展開で、25-19で先取した。

第2セットは一転、競り合いに。西田有志が立て続けにブロックに捕まるなど、序盤はリードを許した。しかし山内晶大、小野寺太志のミドル勢が躍動。ブロック、クイックで得点を挙げ、西田のバックアタックも決まって逆転に成功した。最後は石川のスパイクで、25-21で連取した。

第3セットも中盤まで一進一退。しかし、西田がアタック、1枚ブロックで得点を挙げてチームを勢いづけて終盤、一気に攻勢に。石川のサービスエース、高橋藍のスパイクなどで先に20点に乗せ、そのまま試合を決めた。

西田は「難しい環境で久しぶりの試合なので新鮮な気持ちで臨めた。序盤はギャップのある中で試合をしていたが、途中から自分の求めているものを集中してやれたことが今日のよかったところ。段階を踏んでチーム全体でいいコンディションに持っていきながら明日も勝つ姿を届けたい」と話した。

初出場の山本龍は「緊張したけど、期間が短い中、練習してコミュニケーションをたくさんとって公式戦に出てまずまずの活躍ができた。ミーティングから準備しておいてと言われていた」とコメントした。

男子代表の主要メンバーは今大会後、国内合宿を経て、9月30日に初戦を迎えるパリ五輪切符がかかるW杯バレー(東京・代々木第1体育館)に臨む予定だ。

 

【男子日本代表メンバー】

◆セッター 関田誠大(29=ジェイテクト)、山本龍(22=ブカレスト)

◆オポジット 西田有志(23=パナソニック)、宮浦健人(24=パリ)

◆アウトサイドヒッター 石川祐希(27=ミラノ)、大塚達宣(22=パナソニック)、高橋藍(21=モンツァ)、甲斐優斗(19=専大)

◆ミドルブロッカー 小野寺太志(27=サントリー)、山内晶大(29=パナソニック)、高橋健太郎(28=東レ)、エバデダンラリー(23=パナソニック)

◆リベロ 小川智大(27=名古屋)、山本智大(28=パナソニック)