「神様・仏様・ニュービル様」がさく裂した。D.J・ニュービルにけん引され、宇都宮が河村勇輝率いる横浜BCに連勝し、6連勝を飾った。

「天国と地獄」だった。第1クオーター(Q)のニュービルはまさかの無得点。第2Qも3点に止まった。

「前日とは相手のエナジーが違った。かなり激しく、フィジカルに来た」。今季チームの得点王が戸惑うほど、横浜BCは強度の高いディフェンスを仕かけてきた。

前半終わって31-34。大勝した第1戦とは異なる展開に、佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチはハーフタイムに攻撃の修正を指示した。

「縦にシンプルに攻めていこう」

前日からこの日の第2Qまで、ボールを動かしてチャンスをつくっていたが、「横への動きを切られていた」ことへの対応策だった。

これで攻撃が生き返った。特にニュービルは第3Qに12得点と爆発。第4Qも13得点し、後半だけで25得点の活躍だった。ドライブあり、3Pシュートありの無双状態に、大阪エヴェッサ時代のニックネーム「神様・仏様・ニュービル様」が降臨したかのようだった。

「とにかくアタックすることを意識した。グラント(ジェレット)たちが『どんどんアタックしてくれ』と背中を押してくれたし、いいスクリーン(壁)をかけてくれた」

昨季は河村にキャリアハイの32得点(当時)を許すなどしてホームで連敗。「やり返さないと気が済まない」と話していた佐々HCを筆頭に、連勝にかけるチームの意気込みは相当なものだった。

その象徴が第4Qの渡邉裕規のプレー。3Pシュートを外したあと、コートに転がったリバウンドに飛び込み、ニュービルにパス。ニュービルが3Pシュートを決め、点差を10に広げて横浜BCに引導を渡した。

ニュービルは「あれこそがブレックスのバスケそのもの。もう1歩の努力をみんなで積み重ねていけば、チームはもっと良くなっていくと思う」と話した。

東地区首位のアルバルク東京が今季2敗目を喫し、ゲーム差は1に縮まった。トップが見えてきた。【沢田啓太郎】