スピードスケートの第76回北海道高校選手権が、15日に苫小牧市ハイランドSCで開幕する。女子1500メートルや3000メートルなど4種目に出場する田畑妃毬(駒大苫小牧1年)は、5度の五輪出場を誇る叔母の田畑真紀監督(49)とのタッグで上位を狙う。同監督の勧めで始めた3000メートルの練習で培ってきた脚力を、1500メートルの自己ベスト(2分9秒38)更新につなげる。「ホームリンクで自己ベストを狙いたい」と地の利も生かして好タイムを目指す。
主戦場とする1000メートルと1500メートルのタイムを上げることを目的に、入学直後から3000メートルの練習を始めた。400メートルのインターバル走を10本こなすランメニューを導入するなど体力強化も図ってきた。今大会は10月の明治北海道十勝オーバル競技会第2戦で出した3000メートルの自己ベスト4分44秒58の更新にも挑む。「満足できるレースができていない。まずは4分30秒台前半を目指したい」と納得できる滑りを見せるつもりだ。
進学先に駒大苫小牧を選んだのは「学校の雰囲気が良かったから」。中学時代まで「真紀ちゃん」と呼んできたが、入学後は「監督」に改めた。真紀監督は自分の手で指導できる喜びを感じている。「他の高校に行っていれば口出しはできない。直接指導できるのは良かった」。妃毬は高校での目標を全国高校総体表彰台に据える。その先に叔母が立った五輪の舞台も夢見る。「行きたい気持ちはあるけど、まずは目の前の目標をクリアしたい」。オリンピアンの指導を糧に高みを目指す。【石井翔太】
◆田畑妃毬(たばた・ひまり) 2007年(平19)11月9日、北海道鵡川(現むかわ)町生まれ。2歳で競技を始める。鵡川中央小1年時から鵡川少年団に所属。鵡川中3年時の全国中学校大会で1000メートルと1500メートルの2種目で4位。自己ベストは1000メートルが1分24秒82、1500メートルが2分9秒38。家族構成は両親と兄、姉。158センチ、58キロ。
◆田畑真紀(たばた・まき) 1974年(昭49)11月9日、北海道鵡川(現むかわ)町生まれ。駒大苫小牧高卒業後、富士急入社。04年5月にダイチ入社。00年世界選手権で総合3位。01、03年世界距離別1500メートル銀メダル。五輪は94年リレハンメル、02年ソルトレークシティーなど5度出場。10年バンクーバー大会の女子団体追い抜きで銀メダルを獲得。18年から駒大苫小牧高スピードスケート部の監督。家族構成は両親と姉、妹。162センチ、55キロ。
○…日本連盟のジュニア強化選手に選ばれている辻本楓芽(白樺学園3年)が、高校年代ラストシーズンで全力を尽くす。男子500メートルと1000メートル、2000メートルリレーの出場3種目で優勝を目指す。主戦場の500メートルでは11月の全日本距離別選手権で自己ベストの35秒82をマーク。次は34秒台を目標に設定した。「35秒を切りたい。屋外でタイムは出ないと思うけど、今できる滑りを見せたい」と見据えた。
○…11月の全日本距離別選手権女子500メートルで自己ベストの39秒18をマークした笹渕和花(帯広南商1年)が、さらなるベストタイムを目指す。500メートルと1000メートルに出場。「目標タイムは決めてないけど、毎レースで自己ベストを目指す。第1コーナーで加速できると伸びると思う」と序盤からスピードに乗るレース展開を思い描いた。


