女子は、5度目の頂点を目指す就実(岡山)が昨年準優勝の誠英(山口)を退けファイナル進出。決勝ではインターハイ、国体との3冠を狙う下北沢成徳(東京)と顔を合わせる。
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就実の枢軸を担う2年生トリオが、2年ぶり5度目の頂点へ弾みをつけた。スーパーエース福村心優美(こゆみ)と、押川結衣が強打を連発。同じ177センチの2人が、ともにアタックだけで両軍トップの20得点をたたき出すと、167センチの高橋凪はブロック2本、サービスエース1本を含む13得点で攻守に貢献した。
この日チームが挙げた71得点の9割となる64得点を下級生が稼ぎ出した。34年連続出場で、同じ中国地方のライバル誠英に付け入る隙を与えず。60%を超えるアタック決定率をマークした押川は「ここ(準決勝)まできたら、ただ打つだけでは決まらない。コースを狙ったり、パワーを生かして思いっきり打つことを意識した」と胸を張った。
先輩たちの無念を晴らす舞台だ。3連覇を目指した昨年大会。新潟中央との初戦(2回戦)直前に選手にコロナ陽性判定者が出たため、規定で欠場を余儀なくされた。チームは体育館に入ることなく春高を去っただけに、今大会へかける思いは強い。2学年上の先輩たちが全国制覇する姿をテレビで観戦し、同校への入学を決めた福村もその1人。「就実は強いということを改めて証明したい」と誓っていた。
8日の決勝の相手は、高校3冠を狙う下北沢成徳。同じく2年生を中心とする強豪には、昨年のインターハイ準々決勝でストレート負けを喫している。「悔しさをぶつけたい。今までやってきたことを信じて、最後はみんなで思いっきり楽しみたい」と押川。1年前の悔し涙を、うれし泣きに変える。【勝部晃多】


