レジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)が20年以来4シーズンぶりにW杯予選を突破した。106メートルの45位で17日の本戦に進出できる50位以内にギリギリ入り、自身が持つギネス世界記録のW杯個人通算569試合出場を更新する570試合目の出場権を得た。

開催国枠でW杯代表入りを果たし、予選に臨んだ。エントリー57人中50位に入れば良かったが、思うように記録が伸びず45位。第一声は「危ねぇー」だった。続けて「緊張しちゃって。みんなが騒ぐから試合(本戦)くらい緊張した」と苦笑いした。

昨季は体調不良による他選手の欠場によって、急きょ直前に繰り上げで予選にエントリー。だが調整が間に合わず51位、55位で本戦進出を逃した。W杯出場回数は本戦の出場回数。予選での敗退で、ギネス世界記録の更新とはならなかった。

W杯デビューは88年12月17日札幌大会(宮の森)で16歳だった。以来、ケガで離脱した94~95年をのぞき、海外遠征メンバーとして参戦していた19~20年までの31シーズンW杯出場を重ね、歴代最多を誇る。

予選に向けて国内大会で調子を上げていた。3日TVh杯で優勝、12日雪印メグミルク杯で2位と2試合連続で表彰台に立った。雪印メグミルク杯ではヒルサイズ越えの141メートルの大ジャンプを披露。「まず予選を通らなければならないという試合並のプレッシャーがあると思う。それを打ち破って予選突破して570試合目出場を決めたい」と意気込んでいた。