競泳女子でオリパラ二刀流スイマーとして挑戦を続ける神奈川大4年の石原愛依(22)が26日、7月開幕のパリ五輪(オリンピック)出場へ手応えを語った。

拠点とする神奈川・大和市のアリーナつきみ野スポーツクラブで練習を公開。3月1日からauフィナンシャルホールディングス(本社=東京都中央区)所属となることを報告し、同月17日開幕のパリ五輪代表選考会(東京アクアティクスセンター)に向けて「目標は変わらず、派遣標準を切って、2番以内に入る。全然届かない範囲ではないですし、それ(派遣標準記録)を切るつもりでいます」と力強く意気込んだ。

福岡・柳川高出身の石原は、20年春に鳴り物入りで神奈川大に入学。だが、21年に原因不明の視力の低下が始まり、視界が狭くなった。視野の7割が見えていないというが、23年日本選手権女子200メートル個人メドレーで自己ベストとなる2分12秒30をマーク。3月の選考会では2分10秒70の派遣標準記録を切り、2位以内で五輪切符となり、クロールの強化などを継続。200メートル平泳ぎも並行する。

当初はパリ・パラリンピックへの挑戦意向も示していたが、国際的なクラス分け認定との兼ね合いで厳しい状況となっており、照準は五輪選考会に定めている。新体制ではメンタルサポートコーチを女子200メートルバタフライで五輪2大会銅メダルの星奈津美さん(33)が務める。実績十分な先輩の後押しも受け「お話を聞いていただけるだけで、すごく心が落ち着く。本当に尊敬する部分がたくさんあるので、助かっていますし、希望になっていて、すごく感謝しています」と笑顔を見せた。【松本航】