レスリング男子フリースタイル74キロ級でパリ五輪代表の高谷大地(29=自衛隊)が精神面での不調に苦しんでいたことを明かした。24日、明治杯全日本選抜選手権が行われている東京体育館で報道陣の取材に応じ、「レスリングと距離を置いて、熟年夫婦と言いますか、近すぎず遠すぎず、絶妙な距離感で、レスリングが嫌いにならないように、かつやるべきことを取り組んでいくっていうような形にしていました」と近況を説明した。
異変を感じたのは4月。「朝起きて、軽いうつ症状というか。なかなか布団から起き上がれなかったり、練習行くのに嫌だったり、準備運動はするんですけど、本当に全然力が入らなかった」。初の五輪へ向けて、気力十分で年明けからも走り続けてきたが、突如不調を来した。
コーチやメンタルトレーナーなどに相談し、オーバーワーク気味と言われ、競技に向き合う形を再考したという。「今はだいぶ、もういま本当に全然落ち着いてて、リラックスして練習できてる」。五輪3大会出場の兄惣亮からも「焦って、練習しなきゃ、練習しなきゃってなってけがしたら元も子もない。そこだけは気をつけて」と伝えられている。
「レスリングをもっと知ってもらう、そんな試合がしたい」。自身の心身と対話を続けながら、フランスでの決戦へ向かう。


