B3新潟に今季加わった小川忠晴アシスタントコーチ(55)が開幕(香川戦、9月27、28日・あなぶきアリーナ香川)に向けて精力的に動いている。昨季までは女子Wリーグのアイシンのコーチ。現役時はJBL、bjリーグ時代の新潟でプレーし、Wリーグ新潟の監督も務めた。縁の深い新潟でリーグ制覇を目指すチームを下支えする。

1日の就任発表後、小川コーチはチームに合流した。「今はコミュニケーションに重点を置いている」。鵜沢潤監督(43)、佐藤優樹アシスタントコーチ(38)とともに内容の確認をしながら練習に当たる。

選手、スタッフを含めてチーム最年長。「鵜沢監督の方針を理解して、支えられるように」。194センチの長身で現役時は日本代表にも名を連ねた。Bリーグ以前の新潟では4季プレー。引退後はbjリーグの大分、福岡で監督を務め、Wリーグの新潟BBラビッツでも16年から4季指揮を執った。「僕がガミガミ言う分、選手の気持ちを吸収して欲しい」。鵜沢監督は温厚な人柄に触れ、クッション役を期待する。

PFムトンボ・ジャン・ピエール(22)は、長男で日本代表候補のB1宇都宮のPG小川敦也(23)と同い年。高校時代(敦也が洛南、ムトンボが東山)に対戦している話題を振った。東京Uから移籍のPG長尾光輝(26)から引っ越しの相談を受けた。「僕は11回引っ越ししていますから」と荷物の詰めなどをアドバイス。人脈、経験を生かしてプレー以外からもアプローチしている。

「僕らより若い指導者がチームをつくる時代。その役に立てれば」。開幕まで2カ月を切った中、さりげなく重要な役目を担う。【斎藤慎一郎】

◆小川忠晴(おがわ・ただはる)1969年(昭44)12月20日、山口県出身。下関中央工(山口)、専修大を経て92年に日本リーグのいすゞ自動車に入団。98年に日本代表としてアジア大会に出場。02年に新潟に移籍。06年にbjリーグ大分に移籍し、08年に引退して大分の監督に就任。09年から12年までbjリーグ福岡の監督を務めた。13年から芦屋学園監督、16年からは新潟BBラビッツの監督。20年から24年までアイシンの監督、コーチを務めた。