2023年に違法薬物事件を起こして廃部になった日本大学(日大)アメリカンフットボール部の後継組織「有志の会」に所属するランニングバック(RB)酒井佑昌(20=3年)が26日、東京地裁司法記者クラブで会見し、関東大学リーグ復帰が決まった後継組織が2部リーグ所属になったことを不服として、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に申し立てた。

関東学生連盟(関東学連)から発表されている、日大が入る関東大学リーグ2部(3部相当)の今季ブロック分けは次の通り。

▼Aブロック 成蹊大、神奈川大、東京科学大、防衛大、国際基督教大、電気通信大、埼玉大、東京学芸大

▼Bブロック 専修大、一橋大、筑波大、芝浦工業大、関東学院大、上智大、東京農工大、工学院大、日本大

2部16校の組分けは今年2月に終わっていたが、日大の復帰が決定。まずA、Bどちらのブロックに入るかの抽選が行われ、続いてブロックの中でグループ分けの抽選もあった。日大はBブロック1位なら、リーグの1部下位BIG8(2部相当)に自動昇格する。

日大本部は、復帰が決まって1週間後の6月24日、公式ホームページで声明を出した。2部復帰について「改めてお詫びを申し上げるとともに、今般、新規加盟を認めていただいたことを深く感謝申し上げます」と受け入れていた。

その中で「有志の会」については「本学競技スポーツセンター『預かり』という形で、現場責任者を須永恭通氏として本学のグラウンド等を利用することを認めてきました(現在の会員数は、選手70人、スタッフ10人)。有志の会の学生たちは、公式戦への出場が叶わない状況の中で、懸命に日々のトレーニングに励んできました。その努力を踏まえ、本学理事会での承認を得て『有志の会』を連盟登録チームとして認めていただけるよう、去る2月19日に、連盟への登録申請をしていたところです」などと説明していた。

日大が大学日本一を決める甲子園ボウルに出るためには、関東の1部リーグ上位TOP8で1~3位に入り、全日本大学選手権に出場する必要がある(決勝が甲子園)。2部はBIG8も含めて3部相当。甲子園まで最短3年かかり、事件時に1年生だった酒井ら現3年生以上は間に合わないため、申し立てに踏み切ったという。