GT500クラスは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平組)が最終周でトップに立つ大逆転で優勝した。2位は39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supura(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組)、3位は17号車WedsSport ADVAN GR Supra(塚越広大/小出峻)だった。
約1時間の赤旗中断、4度もフルコースイエローとなる荒れたレースを松田、名取組が制した。30分のスプリントレースとして再開されると、名取はすぐさま3位から2位に浮上。トップのフェネストラズを追った。2度、3度と第1コーナーで抜こうとするが抑えられ、コースオフする場面もあった。どうしても抜けない。ジリジリする展開で迎えた残り48秒、ついに前車をとらえた。馬の背コーナーを接触しながら通過。アクセルを緩めることなく、続くSPコーナーで一気に抜き去った。攻め続けた執念の勝利だった。
チェッカーフラッグを受けた名取は「バトルが激しすぎてノドがからから。あそこしか行く場所はなかった。守るより攻めないとドライバーとして終わっちゃう。リスクを背負っていった結果、オーバーテイクした時は1人で沸いてました。本当に最高」と初勝利を喜んだ。
5番手スタートから3位で名取にバトンを渡した松田は通算25勝目で、自身の持つ最多勝利記録を更新した。「本当に長かったですね。苦しい中でも絶対チャンスがあると思って追い上げた。鉄平の走りを見て感動しました」。KONDO RACINGに移籍して2年目での勝利。「近藤監督に1勝をささげられたことがうれしい」としみじみ話した。
GT500クラスでは2016年以来9年ぶりの優勝を劇的なレースで飾った近藤真彦監督は「オレ、持ってるね。ドライバー、ニスモ、ヨコハマタイヤ、チームに感謝。ファンの皆さま、本当にお待たせしました。勝ちました」と感激ひとしおだった。


