世界ランキング17位のタイが、悲願の五輪初出場を決めた。完全アウェーの中、開催国中国とのフルセットの激闘に3-2で逆転勝ち。2大会連続4度目のアジア女王に輝き、優勝国に与えられる28年ロサンゼルス五輪切符をつかんだ。

第1セットはミドルを生かした多彩な攻撃で中国を翻弄。一時は追いつかれながらも25-20で先取した。第2セットは中国の鋭いサーブとブロックに苦しみ、11-25で落とした。第3セットはコンビバレーで中盤に逆転したものの、終盤に23-22とひっくり返され、最後はダイレクトアタックを決められて23-25。セットカウント1-2と後がなくなった。

しかし、第4セットは、セッターのポーンプンが巧みなトスワークで攻撃を立て直した。バックアタックも効果的に決まり、17-10とリードを拡大。その後も主導権を渡さず、25-18で最終セットへ持ち込んだ。

第5セットは4-6から3連続得点で逆転。ブロックでも突き放すと、12-9から連続サービスエースでマッチポイントを握った。最後はレフトからの強打を決め、15-9。セットカウント1-2から逆転し、悲願を成就させた。

前回王者として臨んだ今大会は、1次リーグでオーストラリア、インドネシアにストレート勝ち。カザフスタンも3-1で退け、3戦全勝でプールBを首位通過した。準々決勝では韓国に3-0で快勝。準決勝では3-1でアジア最上位の日本を退けた。セッターのポーンプンを中心に、チャッチュオン、ピンピチャヤら日本のリーグでプレー経験のある選手たちが、多彩なコンビバレーと粘り強い守備を磨きながら勝ち上がった。

今大会6戦全勝。09、13、23年と3度アジアを制しながらも五輪には届いていなかった実力国が、前回大会に続く中国との決勝を再びフルセットで制し、歴史の扉を開いた。