宿泊先を巡るトラブルに見舞われたインドが初戦に臨み、日本に1-3で敗れた。第1シングルスでオリンピック(五輪)女子2大会連続メダルのプサルラ・ベンカタシンドゥ(31=インド)が、8月の世界選手権準優勝の山口茜(29=再春館製薬所)にフルゲームの末、1-2で敗れる幕開け。

プサルラは、第1ゲーム(G)から179センチの長身を生かした強打で応戦したが、シャトルはラインの外へ。頭を抱える様子があった。

0-2の第1ダブルスで福島由紀(33=岐阜Bluvic)松本麻佑(31=ほねごり)組にストレート勝ちし、1Gを奪い返す見せ場をつくったジョリー・トゥリーサ(23)プレラ・ガヤトリゴピチャンド(23)組のジョリーは現状について、こう語った。

「私たちは名古屋のホテルに滞在していて、バドミントン選手全員がそこに宿泊しています。提供されている施設や3食の食事を含めて、全てとても素晴らしい。部屋は3人で使っているので少し狭いですが、現在、直面している問題はそれぐらい。それ以外はすべて快適です」

インドの大手紙「The New Indian Express」によると、インド選手団の宿泊施設となるはずだったクルーズ船の部屋が確保されていないことや、確保したホテルが相部屋を頼まれるなどといった過酷な環境を報じている。

さらにSNSでは、スポーツ省が日本国内の在留インド人コミュニティーに対してサポートの協力を求める事態にも発展している、との情報も出ていた。

国からのサポートにも感謝を込めたジョリーは「今日は団体戦。3人部屋でもみんなでにぎやかに楽しんでいました。全く問題ありません。とても満足しています」と笑みを浮かべた。

宿泊騒動を巡る問題については、大会組織委がこの日、公式ホームページで「アジア競技大会の選手団の宿泊施設として委託しているコスタ社のクルーズ船について、入船のチェック・インは適切に行われており、コスタ社および運営を委託している株式会社JTBにチェック・イン遅延に関する原因はありません。両社には適切で十分な対応を頂いているものと考えております」と声明を出した。

海外メディアが報じている準備不足の内容については「『組織委員会が宿泊に関する書類を宿泊システムに送信しなかったことが原因で乗船が遅れた』という事実はなく」と否定。「各NOC(各国オリンピック委員会)から提出された書類の不備を調整することに時間を要したことが主な原因と認識しています」と反論している。【泉光太郎】

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