ロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダリストの松本薫(フォーリーフジャパン)が右肘手術の影響による調整不足で、全日本選抜体重別選手権(5月11、12日・福岡国際センター)を欠場することが19日、関係者の話で分かった。

 同選手権は今夏の世界選手権(リオデジャネイロ)の最終選考会を兼ねるため、松本の代表入りは消える。

 25歳の松本は昨年11月に古傷のある肘を手術して十分に練習できない状況で、五輪後に試合に出ていない。今後は11月の講道館杯全日本体重別選手権での復帰を目指す。世界選手権は2009年から3年連続で出場し、10年に初優勝、11年は3位だった。初出場だった昨年の五輪では闘争心あふれる攻撃的なスタイルで、日本柔道唯一の金メダルを獲得した。