冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子で「金」2を含む8個のメダルを獲得した日系の30歳、アポロ・アントン・オーノ(米国)が24日、2014年ソチ五輪出場を目指さない意向を明らかにした。事実上の引退となる。ロイター通信が伝えた。

 今後はテレビ関連の仕事をする考えを示し「ソチにいるだろうが、選手としてではない。放送局と一緒だ」と語った。

 02年ソルトレークシティー五輪の1500メートルで、トップでゴールした金東聖(韓国)が進路妨害で失格となった結果金メダルに輝いたが、韓国で波紋を広げた。06年トリノ五輪の500メートルを制し、10年バンクーバー五輪まで3大会連続で出場した。