世界ランク11位の日本代表が、新旧ニュージーランド代表「オールブラックス」などがそろった世界選抜に3点差で屈した。

前半は7つのペナルティーを犯し、強い相手に対しタックルのミスなどで防御ラインを破られるシーンが目立った。

後半は1分のトライとゴールで7-31とリードを広げられたが、同6分にCTBラファエレ・ティモシー(コカ・コーラ)が自陣でのインターセプトからトライ。20分にはWTBレメキ・ロマノラバ(ホンダ)、34分には途中出場のBK中村亮士(サントリー)のトライなどで反撃した。最後は相手陣深くのノックオンでノーサイドを迎えたが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)は「選手たちの懸命な戦いを誇りに思う。パワフルな相手に対して、ちゃんとした意気込みで戦えた」と評価した。

指揮官が掲げた2つの重要課題は「規律を守ること。これだけのペナルティーをすると、今後のテストマッチで勝てない。あとは、セットプレーで修正に取りかからないといけない」。ラインアウトの乱れや、スクラムでの反則で、つかみかけた流れを手放すことがあった。試合2日前まで行われた宮崎合宿は、個々の体力向上、チームワーク、戦術理解などが大きな割合を占めた。それだけにジョセフHCは「今後はフォーカスしたい」とセットプレーの改善を掲げた。

19年ワールドカップ(W杯)日本大会に向けて改修工事が行われ、こけら落としとなった花園には1万6846人の観客が訪れた。途中出場のSH田中史朗が「1週間という期間で見ると、人生の中で一番しんどかった」と振り返った宮崎合宿の第1週。何度もボールを前に運んだWTB福岡堅樹(ともにパナソニック)は「後半走り勝てたのが、宮崎での成長」と後半に道筋が見えた。

次戦は世界ランク1位オールブラックスとのテストマッチ(11月3日、東京・味の素スタジアム)。フランカーのリーチ・マイケル主将(東芝)は「どうやって相手にプレッシャーを与えるかを考えて、オールブラックスに臨みたい」と力強く言い切った。