大谷の快挙に続く! ラグビー日本代表のフランカー姫野和樹(24=トヨタ自動車)が14日、同い年「ワンダフル世代」の活躍に刺激を受けた。

宮崎市内で行われている強化合宿はこの日、本格始動5日目を迎えた。午後練習を終えると、米大リーグで日本人初のサイクル安打を達成した大谷翔平投手(24=エンゼルス)の話題に。姫野は大谷と親交があり「(以前会った時に)大谷くんの方が『ラグビーの練習って究極だよね』というように話してくれていた。この(取材の)後『サイクル安打おめでとう』と(メッセージを)送ろうと思います」と笑顔を見せた。

1994年7月27日生まれの姫野と、同年7月5日生まれの大谷は同じ7月生まれ。94年生まれはフィギュアスケート羽生結弦、競泳萩野公介、瀬戸大也など各界で活躍するアスリートが多い。17年1月に都内で行われたイベントで、柔道のベイカー茉秋が「ワンダフル世代」と命名。94年生まれは戌(いぬ)年でもあり、同席していた大谷が「はい、もう“ワン”ダフル世代で!」と、萩野とともに笑顔で賛同していた経緯がある。

ラグビー日本代表は、今年9月開幕のW杯日本大会へ向けて強化中。姫野は「(ラグビーのサイクル安打は)トライも取って、キックも決めて、スクラム組んで…」と考えた末に「ジャッカル(ラックで相手のボールを奪うプレー)、スチール(ラインアウトで相手ボールを奪うプレー)、トライ…」という声を聞いて「そうですね」とニッコリ。大きな飛躍が期待されるホープはまず、宮崎の地で確固たる土台を築いていく。