8月31日に開幕する関西大学ラグビーA(1部)リーグの記者会見が26日、「関西ラグビー発祥の地」とされる京都・下鴨神社(京都市左京区)で行われた。

昨季の全国大学選手権準優勝で、4連覇を目指す天理大のフランカー岡山仙治主将(4年)は「去年はこの時点で完成されていた。まだ100%ではないけれど、課題があるということは、まだレベルアップできる」と力強く言い切った。

躍進の原動力となったNO8ファウルア・マキシ(現クボタ)らが卒業し、先発15人のうち約半数は大舞台での経験が浅い“新戦力”。それでも岡山は「最初は少し不安だったけれど、すごく成長してきた」と春からの変化を口にする。

夏合宿では早大に14-33で敗れ、慶大には52-12で勝利。小松監督は「(昨季大学選手権決勝の)明治戦が終わったときは『あとちょっと』と思ったけれど、半年たって、ちょっと差を感じている。もう1回埋めないといけない」。今季は第3節終了後、W杯日本大会開催のため中断期間が設けられる。その間に明大や社会人チームを訪問し、実戦で冬に向けた強化も行っていく。

8月31日の開幕戦(大阪・鶴見緑地)では大体大とぶつかる。悲願の大学日本一に向けた戦いが始まる。