同大が関学大との接戦を制し、開幕4連勝を飾った。一時、14点まで開いた点差を、U20日本代表のWTB山口楓斗(2年)のトライなどで追い上げ、逆転。24ー21で勝利した。

4年ぶりのリーグ優勝。そして、84年以来の日本一を目指す古豪は、ラグビーワールドカップ(W杯)で刺激を受けた主将のWTB山本雄貴(4年)が「ラグビーをメジャースポーツにしたい」という目標も掲げた。天理大も近大を圧倒し4連勝とした。

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W杯の興奮冷めやらぬなか、同大が再びラグビーファンをくぎ付けにした。14点を追う後半25分、フランカー堀部直壮(4年)が逆転への口火を切るトライを決めると、同35分、スクラムからキックパスを受けたU20日本代表のWTB山口楓斗(2年)が飛び込んだ。同点で迎えた同39分には、FB原田健司(4年)がペナルティーキックで勝負を決めた。

山口は「絶対僕が決めてやると思っていた」と喜びの表情。主将のWTB山本雄貴(4年)は「素直に勝ててうれしい」。2年時にU20日本代表に選出された実力者は、W杯日本代表に刺激を受けた。「ラグビーをやってて良かったと思った。ラグビーブームが来ている。ラグビーをメジャースポーツにしたい」と大きな目標を立てた。

開幕4連勝の同大は、4年ぶりのリーグ制覇とともに、84年以来の日本一に向け突き進む。【南谷竜則】