野球賭博問題を受けて力士らに厳罰を下し、天皇賜杯の授与を含むすべての表彰を辞退した日本相撲協会の一連の対応に「自分たちの手で国技をつぶす気なのか」と発言した横綱白鵬について、同協会の友綱理事(元関脇魁輝)は9日、「それだけ国技に対する気持ちが熱いのだろう」と逆に評価する姿勢を示した。

 友綱理事は白鵬と同じ立浪一門。「モンゴル出身ではあるが、日ごろの白鵬を見ていると横綱とか相撲に対して強い気持ちを抱いているようにみえる。相撲は国技なんだという思いが感じられる」と話した。