日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、新十両4人を含む十両昇進力士6人を発表した。19歳の舛ノ山(千賀ノ浦)と20歳の高安(鳴戸)は、平成生まれ初の関取になった。対照的に、31歳の剣武(武蔵川)は、所要58場所での昇進。大卒出身力士としては最も遅い記録となった。このほか、本名の深尾から改名した明瀬山(北の湖)も新十両に上がった。野球賭博で名古屋場所を謹慎し、十両から幕下に降格していた大道(阿武松)と千代白鵬(九重)は、1場所で十両に復帰した。

 元小結岩木山(境川)の引退と年寄「関ノ戸」の襲名、駿河司、優司(ともに入間川)松緑(阿武松)益ノ富士(中村)輝面龍(高砂)北勝富士(八角)ら20人の引退も発表された。