日本相撲協会は22日、東京・両国国技館で理事会、評議員会を開き、10年(平22)の決算を承認した。収入の柱となる事業収入は、野球賭博問題の影響もあって09年の95億8650万円から84億3032万円と11億円以上の大幅減。NHKが名古屋場所の生中継を中止したことや、入場料収入のダウンなどが響いたという。経常収入は92億7756万円にとどまったが、経常支出は110億5284万円で17億7528万円の赤字だった。すでに春場所の中止が決まっている11年は、昨年以上の大幅な減少が見込まれている。