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第78回東京箱根間往復大学駅伝競走:2002年1月2日(往路)3日(復路) 駒大コーチ「選手育てるコツは情熱」「選手を育てるコツは?」。大八木コーチはこう問われると「情熱です」と即答した。役員車両の窓から乗り出して指示を送り、励ます。その甲高い声を聞くと選手たちは息を吹き返す。95年にコーチに就任し、森本葵(まもる)監督(63)から現場での強化を任されて7年。2頭体制で2度目の栄冠に輝いた。朝6時15分からの朝練習に必ず顔を出す。練習メニューの組み立てから、選手たちの体のケアまでやることは多い。揖斐は「世話になった病院にあいさつに行ってくれたりする。情熱をもって接してくれるから、やる気になる」と信頼を寄せる。OBのマラソン日本記録保持者・藤田も今でも、練習計画を相談している。 高校卒業から1度、実業団を経験。箱根を走るため25歳で駒大に入学した。卒業後は再び実業団で走るなど豊富な経験を持つ。指導者になり、試行錯誤を繰り返した。藤田が入学した夏までは「一緒に走ってもオレの方が速かった」が自慢。このころから、練習方法も固まってきた。現在の駒大は練習の質は当時の実業団と変わらないという。「今は一番楽しいね」。他大学の指導者から、一目置かれる存在になった。 |
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