<仙台6大学野球:仙台大5-4東北学院大>◇12日◇第5節最終日◇仙台市青葉区・東北福祉大野球場

 3戦勝負になった勝ち点争奪戦は、仙台大が5-4で東北学院大を下し、最終節(16~18日)後のプレーオフ(優勝決定戦)の可能性に望みをつないだ。3番安田尚造三塁手(3年=香川・尽誠学園)が4打数4安打3打点と活躍。最終節の東北工大戦は、連勝が必須条件となる。

 安田が、仙台大の望みをつないだ。初回裏、1死一塁から左中間を破る先制二塁打。続く3回には左前打、5回には中前打と3打席連続で打点を挙げ、最後の4打席目も左越え二塁打を放った。シャイな性格の安田は「奇跡です」と謙遜(けんそん)。左打者だが「逆らわずに逆方向に打てました」と笑顔を見せた。

 前節は、首位の東北福祉大に1勝2敗で敗れ、今節も2カード連続で1勝1敗に並ばれた。勝ち点を落とせば、優勝の夢が消える試合だったが、安田の打撃が嫌なムードを一掃した。打率も前節までの2割9分2厘から一気に3割8分2厘にアップ。本塁打2本でリーグ首位タイ(3人)も維持している。入学時からレギュラーを務めるが、昨季は右手首けんしょう炎で不本意な1年を過ごした。06年春のベスト9獲得後のタイトルはない。本塁打王の規定本数は3本以上。安田は「本塁打は交通事故ですが、あと1回くらいおきればいいな」と話した。

 最終節の東北工大戦で勝ち点を挙げても、1敗すれば勝率6割9分2厘となり、東北福祉大が連敗しても7割2分7厘で届かなくなる。連勝しても、80年秋以来3度目の優勝へプレーオフの可能性が残るだけだが、安田は「秋につなげるためにも最低でも2位は確保したい」と話した。【佐々木雄高】